中華英雄4コマ列伝!! 第20回:張昭(ちょうしょう)

文:中国エトセトラ編集部

張昭 156年~236年

後漢~三国時代。孫策・孫権の2代に渡って呉に仕えた政治家。孫策が揚州で挙兵した際に参謀として迎え入れられ、以後、政治・軍略の両面で、その覇業を補佐していく。孫策が没した後は孫権の補佐に回り、国力の強化に力を注ぐようになる。


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やがて、強大な曹操軍との対立が避けられない事態になると、国の行く末を案じて孫権に降伏を進言するものの聞き入れられず、"赤壁の戦い"が勃発してしまう。戦いに勝利した孫権は、その後、張昭を軽んじる発言を度々するようになるが、それでも兄の代から補佐し続けてくれた恩は忘れず、困ったときはいつも張昭に意見を求めたという。

イラスト/穴吹りんこ