中華英雄4コマ列伝!! 第11回:呂蒙(りょもう)

文:中国エトセトラ編集部

呂蒙 178年~219年

後漢~三国時代。孫策、孫権の2代に渡って呉の国に仕えた武将。赤壁の戦いをはじめ、数々の戦場で戦功を上げるも、孫権より「名将には教養も必要」と諭されてからは勉学にも励むようになる。やがて兵権の全てをゆだねられた呂蒙は、策を駆使して蜀の猛将・関羽を討ち取ることに成功。呉の勢力拡大に尽力した。

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※孫権の参謀である魯粛は、呂蒙のことを"剛勇が取柄の猪武者"と聞いていた。だが実際に呂蒙に会い、あれこれと問答を繰り返すなかで彼の資質を見抜き、「呉下の阿蒙に非ず=もう、呉にいた頃の蒙ちゃん(お馬鹿さんという意味)とは呼べないな」と、その才能を褒め称えたという。