中華英雄4コマ列伝!!! 第37回:楊業(ようぎょう)

文:中国エトセトラ編集部

楊業(生年不詳~986年)

 宋王朝が建国される以前、中国には五代十国と呼ばれる諸王朝が乱立していた。それらの王朝のなかで最後まで宋に抵抗したのが北漢だ。楊業は、も ともとこの北漢の武将として、北は異民族の遼を防ぎ、宋の討伐軍とも戦ってめざましい活躍をした。君主の劉継言が宋の太宗に降伏したあとも抵抗を 続け、主君の説得でやっと宋に降伏したという。

tk131214.jpg


 遼が宋に侵攻すると、宋の太宗は北伐を決定し、楊業は潘美らとともに出陣する。もともと北漢から投降した楊業は、太宗や宋の臣下らに忠誠心を示 さなければならず、絶望的な状況の中で遼の主力軍と激突した。この戦いで、楊業は息子の楊延玉を失い、自らは捕虜となったが宋への忠義をつらぬ き、食を断って絶命する。『楊家将演義』は、この楊業と息子達の忠義に満ちた活躍を描くフィクションだ。